後悔しない葬儀リーフレット
PDF
大阪教区重点プロジェクト
『葬送儀礼』寺院用テキスト
―大阪独自の提唱―
PDF
重点プロジェクト

大阪教区重点プロジェクト
《 2015(平成27)年度 ~ 2017(平成29)年度 》

 現代社会における宗教的コミュニティーの崩壊から、今、葬儀の重要性が見失われつつあります。葬儀は念仏が伝わる場であり、ともに悲しみに寄り添う場であります。かつて地域社会では当然であったこの「葬送儀礼」が失われつつあります。
 近年、「家族葬」や「直葬」あるいは「無宗教葬」などが増加し、人生の最期を迎えるにあたってするべきことを総括したことを意味する「終活」という言葉が静かに広まっています。この言葉に代表されるように、人生の総括という課題に人々の関心は集まっており、それと同時に葬儀のありようと葬儀に対する意識は、ここ数年で大きく変化しています。
 その大きな要因として、寺檀関係や経済的な理由、教団や寺院、僧侶のあり方が問われています。これらを省みずに現状を批判したり憂えることは、基幹運動の成果と歴史に反するものであります。また、多くの人々が葬儀における費用面での不安や疑問をもつことも無関係ではありません。
 浄土真宗においては、葬儀を「仏法に遇うご縁」として執り行ってきました。しかし、さまざまな理由により葬儀の場に僧侶を不要と考える人が増加し、悲しみを縁として仏法に出遇う人が減少しています。なぜ葬儀の場に僧侶は不要と考えられるのかを、僧侶自身が自問せねばなりません。
 「死を軽んじる社会は生を軽んじる」と言われるように、現在の葬送儀礼の変化と、いのちを軽視するさまざまな社会的な問題との関係も考えなければなりません。
 このように、葬儀の場での宗教離れが進む中、一方では「エンディングノート」の普及や「グリーフケア」の浸透が進んでいます。こうした葬儀における現状を経済的な側面から「お寺の危機」として見るのではなく、答えのない悲嘆を受け入れられずに苦しむ人々を支え、安心して悩んでいける社会の実現に浄土真宗が大きく貢献できる機縁と捉えて、葬送儀礼を多面的に再考し、浄土真宗ならではの葬儀を広く発信し実践していく取り組みを進めなければなりません。
 大阪教区では、現代社会や宗門が抱える諸問題を葬送儀礼に集約して、形骸化・簡略化・非宗教化する葬儀の問題点を明かにし、法義的な意味、儀礼的な意味、社会的意味、人間の悲しみに寄り添うという意味など、あらゆる角度から葬儀を考えていきます。
 また、大阪という地域性や寺院にあった葬儀の形、仏縁によって人がつながるような葬送儀礼のありかたを模索し、単に「浄土真宗としての」にとどまらず、広く社会に向けて発信できる「本当の葬儀」を多くの人々の参画のもとに新たに創り出したいと考えています。
 この実践のなかで、「本当の宗教」のはたらきと必要性を明らかにするとともに、親鸞聖人がお伝えくださった「いのちの尊厳」を葬送儀礼の場において具体化することを通して、御同朋の社会の実現をめざします。

大阪教区 重点プロジェクト

スローガン

結ぶ絆から、広がるご縁へ









実践目標

葬送儀礼:浄土真宗における葬儀の本来化とその形を創りだし、仏縁によって人がつながる葬儀を提唱し、本当の宗教の必要性とはたらきを明らかにしていく

期  間

2015(平成27)年度 ~ 2017(平成29)年度

達成目標

教区・組・寺院の共働可能な葬儀体系の確立












(1)「葬送儀礼」教区研修会の開催

『大阪教区重点プロジェクト「葬送儀礼」寺院用テキスト-大阪独自の提唱- 』を用いて教区研修会を開催  

(2)葬送儀礼に関する調査研究

①浄土真宗本願寺派総合研究所との協議会・交流会を開催

②葬儀社等との協議会・交流会を開催

(3)テキスト・資料等による各組においての研修と実践

①『大阪教区重点プロジェクト「葬送儀礼」寺院用テキスト-大阪独自の提唱-』を用いて「葬送儀礼」研修会を全組において開催

②時代に即した葬送儀礼の実践へ向けた取り組みを進める








2015(平成27)年度推進計画をふまえて
(1)伝道のための葬儀のあり方を考える
(2)「勤式」の研修等
(3)「葬送儀礼」教区研修会の開催
(4)各組においての「葬送儀礼」研修会の開催








2016(平成28)年度推進計画をふまえて
(1)「葬送儀礼」教区研修会の開催
(2)各組においての「葬送儀礼」研修会の開催
(3)資料の作成

以  上