『御堂さん』2021年3月号
「東日本大震災から10年」
大震災の年。取材のため、初めて訪ねた地が、石巻と南三陸でした。被災の爪跡が生々しく、慄然とするしかない現状を見てから十年。あれから何が変わり、何が変わらないままなのか。今一度、同じ所に立ち、かつて会った人に再会し、大災害のそのときと現状の、それぞれの思いを聞かせて頂きました。
登場者(※登場順、敬称略)
西條美幸、伊藤 俊
武内宏之、佐藤美香
三遊亭小遊三 ほか
「死ぬということの意味」
死ぬのは怖くないが、死に意味を見出せないのが怖いと言った人がいます。考えさせられる言葉です。一緒に考えてみましょう。
「あわ雪の中にたつもの」
北国では、一年の半分も雪に閉ざされます。雪は美しいだけのものではありませんが、雪景色が独特の風土美となるのも事実です。雪の季節に雪の話を。
登場者(※登場順、敬称略)
清水 研、梓澤 要、名越康文
横田國平、田宮朋子
荻原次晴
ほか
巻頭インタビュー:坂東玉三郎
歌舞伎界の不動の立女形。坂東玉三郎さんが語る。飽くなき芸への想いです。
「両輪のハーモニー」
智慧と慈悲。どちらが欠けても仏さまではありません。相反するはずのものが絶妙な調和を生む。そんなお話です。
「浄土真宗のご利益って何?」
病気が治る、お金持ちになる。そんなものを、ご利益とは言いません。では、浄土真宗のご利益とは何なのでしょう。
登場者(※登場順、敬称略)
坂東玉三郎、オール阪神・巨人
河内家菊水丸、野々村友紀子
菊地幸夫、宮脇花綸、内藤昭文
釈 徹宗、飯島可琳
奥村彪生、吉村和敏
ほか
「喜怒哀楽+夢」
最初は対岸の火事であったウイルスの脅威は、たちまちに我がことになり、あたりまえだった日々の生活が奪われたまま、哀愁の一年が暮れようとしています。そんな中で、どんなことが起こり、人は何を思ったのか。コロナ禍の年の、喜びや怒り、哀しみと楽しみ、そして願いを語っていただきました。
「人間の尊厳、モラルの喪失」
本年はコロナ禍という灰色な一色に塗り潰されましたが、振り返ると、国内外を問わず、言論の弾圧や人種差別によって、人の尊厳が軽んじられた出来事や、思いやりに欠けるような問題や痛ましい事件があったはずです。
登場者(※登場順、敬称略)
春風亭昇太、安藤なつ、水前寺清子
杉本昌隆、羽根田卓也大沢樹生
橋本五郎、安冨 歩 ほか
「本当にしたいこと・大切なこと」
コロナは、自由や日常を奪いました。しかし、制限が多い中でこそ、自分が本当にやりたいこと、大切にすべきことに気づかされることがあるのです。
「昆布の味わい」
昆布は、航路の発達と共に全国に運ばれ、行き着いた土地で、独自の食文化を生みました。日本人の生活に密着し、欠かせないものになった昆布の話です。
登場者(※登場順、敬称略)
鴻上尚史、ファンキー加藤、杉浦太陽、
白鳥久美子、三宅 諒、目黒清志
タケカワユキヒデ、喜多條清光、土井善晴
ほか
「はげます背中」
「背中を見て育つ」という言葉があります。つらいとき、悲しいとき、私を慰め力づけてくれた、誰かの後ろ姿を、報恩講の季節に思い出してみましょう。
「気がつけば幸せ!不便の益」
人は常に、便利さを求め、それを実現させてきました。けれども、不便には不便なりの喜びや楽しさもありました。不便の素晴らしさを教えてもらいます。
登場者(※登場順、敬称略)
梅沢富美男、丸山桂里奈、前川泰之、宮川紗江
南都隆道、三浦明利、岩崎恭子、川上浩司
ほか
「弔いのこころ」
コロナ禍は、葬儀にも影響を与え、弔うという行動すら制限されました。しかし反面、それは改めて、「弔い」とは何かを問い直す機縁となったのです。
「読書の秋 昔話の魅力」
読書の秋です。よく知られた昔話も、実際に声に出して読み聞かせることによって、真価が分かります。第一人者、小澤俊夫先生に聞く、昔話の魅力です。
登場者(※登場順、敬称略)
登場者(※登場順、敬称略)
川中美幸、目黒祐樹、河島あみる、荒俣 宏
西原祐治、ヨーコ・ゼッターランド、小澤俊夫
ほか
「巻頭インタビュー:荒磯親方」
大怪我を負いながら、新横綱として優勝を果たし、日本中を熱狂させた、稀勢の里。しかし、茨の道はそれからでした。親方となった今こそ話せる、熱い相撲道への想いです。
「コロナ餓鬼の正体」
餓鬼は、人の心の奥深くに潜み、置かれた状況によって見え隠れするもののようです。世界を震撼させたコロナ禍は、これでもかというほどに、人間の本質を露わにさらけ出しました。目に見えない脅威によって、どんなことが起こったのでしょう。コロナに覆われ、右往左往した日々を振り返り、仏さまならぬ、人間の、弱さと愚かさに気づく機会になればと思います。
「忘れられた遺骨 -75年が経ったということ-」
『原爆供養塔 忘れられた遺骨の七十年』(文藝春秋)。戦後七十五年。ぜひ、読んで頂きたい一冊の書です。著者の、堀川惠子さんに、この本を生み出すまでの、貴重ないきさつの数々をお聞きしました。
登場者(※登場順、敬称略)
登場者(※登場順、敬称略)
荒磯親方、吉川美代子、近藤勝重、玉木正之
磯野真穂、森永卓郎、杉山雅彦、松田正典
堀川惠子 ほか
「磨け サバイバル力」
コロナ禍は日常を一変させました。自然災害も懸念 される季節です。思わぬ事態に直面したとき、何を どうすればいいのか。生き抜く知恵とは何でしょう。
「宇宙は鼻の先」
いつ終息するか分からない感染症の脅威。不安と焦燥の中で、うなだれてばかりの毎日。でも、ふと上を見上げれば、空があります。広くて美しい空が。
登場者(※登場順、敬称略)
藤岡 弘、、かほなん、窪寺恒己、坂口志文、比良松道一、佐々木閑
HABU、田宮朋子、松田悟志 ほか
「空襲 焦土の記憶」
大戦の末期、日本全土が激しい空襲に遭いました。大阪では六月に四度の大空襲がありました。それから七十五年、遺しておきたい記憶の記録がこれです。
「人生再考の還暦タイム」
六月は一年の半分、折り返しです。これまでの人生を回想し、これからの生き方を展望しましょう。
登場者(※登場順、敬称略)
小田康徳、伊賀孝子、田房彦、井上 亮
山田邦子、荒木由美子、木原 実
廣田 遥 ほか