教えにふれる
読む法話
- NEW法語を味わう
- 2024年10月
- 法語を味わう
- 2024年9月
- 法語を味わう
- 2024年8月
- 法語を味わう
- 2024年7月
- 法語を味わう
- 2024年6月
- 法語を味わう
- 2024年5月
- 法語を味わう
- 2024年4月
- 法語を味わう
- 2024年3月
- 法語を味わう
- 2024年2月
- 法語を味わう
- 2024年1月
- 法語を味わう
- 2023年12月
- 法語を味わう
- 2023年11月
- 法語を味わう
- 2023年10月
- 法語を味わう
- 2023年9月
- 法語を味わう
- 2023年8月
- 法語を味わう
- 2023年7月
- 法語を味わう
- 2023年6月
- 法語を味わう
- 2023年5月
- 法語を味わう
- 2023年4月 とりあえず 仏さまの声を 聞きましょか 今年になって「ネガティブ・ケイパビリティ」をテーマにし...
- 法語を味わう
- 2023年3月 たった一言が 居場所となり たった一言が 居場所を奪う 「そんなこともできなくな...
- 法語を味わう
- 2023年1月 門 松 は 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし (一休宗純) 新...
- 法語を味わう
- 2022年12月 聖道(しょうどう)の慈悲 浄土(じょうど)の慈悲 (『歎異抄』) 私たちは毎日努力して一生懸命生...
- 法語を味わう
- 2022年11月 小さな一歩 それが未来(釈尊) 私たちの人生は何もしていないのに、突然何かを成し遂げたり、目標が叶...
- 法語を味わう
- 2022年10月 まっさらな 朝のどまんなかに 生きていた いや 生かされていた (東井義雄師) 東井義雄師の...
- 法語を味わう
- 2022年9月 青色には青光 黄色には黄光 赤色には赤光 白色には白光ありて 『仏説阿弥陀経』 『仏説阿弥陀経』には...
- 法語を味わう
- 2022年8月 馬の耳にこそ お 念 仏 が 届いてくださる 恩師の一人が送ってくださった言葉です。...
- 法語を味わう
- 2022年7月 阿弥陀さまは いつでも どこでも この「私」に はたらいてくださっている みつめてくださっている ...
- 法語を味わう(51)
- 2022年4月 己(おの)が身に 引きくらべて 殺してはならぬ 殺さしめてはならぬ ...
- 法語を味わう(50)
- 2022年3月 帰る所があるので 待っていてくださるので 安心して 遊んでいられる 淺田正作さん『骨道を...
- 法語を味わう(48)
- 2022年1月 生も一度きり 死も一度きり 一度きりの人生だから 一年草のように 独自の花を咲かせよう (坂村真...
- 法語を味わう(47)
- 2021年12月 南無阿弥陀仏 「われにまかせよ そのまま救う」の 弥陀のよび声 ...
- 法語を味わう(46)
- 2021年11月 私を見ていてくださる人があり 私を照らしてくださる人があるので 私はくじけずに こ...
- 法語を味わう(45)
- 2021年10月 忘れないで どんなに 厚い雲の上にも 必ず太陽が あることを 新型コロナウイ...
- 法語を味わう(44)
- 2021年9月 安かりし 今日の一日(ひとひ)を 喜びて み仏(おや)の前に ぬかずきまつる ...
- 法語を味わう(43)
- 2021年8月 安心の お念仏は 苦悩する 私の居場所 「やまない雨はない」は、お天気キャスターの倉島 ...
- 法語を味わう(42)
- 2021年7月 だから 私にとって 毎日が 死の稽古だ(水上 勉) 2004年に亡くなった作家の水上勉さんは晩年、...
- 法語を味わう(41)
- 2021年6月 人、死を憎まば 生を愛すべし 存命の喜び 日々に 楽しまざらんや(「徒然草」兼好法師) ...
- 法語を味わう(40)
- 2021年5月 あなたの人生に かえるところは ありますか? 本願寺津村別院(北御堂...
- 法語を味わう(39)
- 2021年4月 世にさかる 花にも念佛 まうしけり(松 尾 芭 蕉) 本願...
- 法語を味わう(38)
- 2021年3月 慈 悲 と は 仏 さ ま の 智 慧 に 出 遇 わ せ る はたらきのことです ...
- 法語を味わう(37)
- 2021年2月 忘れないで どんなに厚い雲の上にも 必ず太陽があることを この度の新型コロナウイルス感...
- 法語を味わう(36)
- 2021年1月 本当の賢さとは 自分の愚かさを きちんと理解することです 仏さまの教えを学んで知識を身につ...
- 法語を味わう(35)
- 2020年12月 正義も 善も やさしさも 時に誰かを傷つける 知らないうちに 正しいことをして、まちがったことはし...
- 法語を味わう(34)
- 2020年11月 阿弥陀仏 縁なき衆生(わたし)を すくいます 「縁なき衆生は度し難し」という諺があります。この諺...
- 法語を味わう(33)
- 2020年10月 正 論 は 正 し い だが正論を武器にする奴は正しくない お前が使ってるのはどっちだ?...
- 法語を味わう(32)
- 2020年9月 お ら に ゃ 苦 が あ っ て 苦がないだけのう (因幡の源左同行) 人...
- 法語を味わう(31)
- 朝のお経を 共にあげましょう 生まれてこられた お 礼 に 私が生まれてきた訳は 父と母に出会うため 私が...
- 法語を味わう(30)
- 木の陰や 蝶と休むも 他生(たしょう)の縁(小林一茶) この句の「他生」は生まれる前の世界「前生」を示します。一...
- 法語を味わう(29)
- 甘露(かんろ)の雨降る北御堂 渇いたこころに法(みのり)の雨 阿弥陀…阿弥陀はここよ 阿弥陀に喚(よ)ばれて 西...
- 法語を味わう(28)
- 「親子(おやこ)の年齢(ねんれい)は同(おな)じです」 エッ? どうして? 親(おや)が子(こ)を産(う)むのでは...
- 法語を味わう(27)
- 如来大悲(にょらいだいひ)の 恩徳(おんどく)は 身(み)を粉(こ)にしても 報(ほう)ずべし 「如来大悲(にょらい...
- 法語を味わう(26)
- 凾 蓋 相 応 (かん がい そう おう) 衆生(しゅじょう)の機(き)は凾(ごん)の如(ごと)く、 如来(にょら...
- 法語を味わう(25)
- 人生(じんせい)には三(みっ)つの坂(さか)がある 一(ひと)つは上(のぼ)り坂(ざか) 一(ひと)つは下(く...
- 法語を味わう(24)
- もしあなたが 幸(しあわ)せにならないなら 私(わたし)は幸(しあわ)せにならない 絶対(ぜったい)に 伊藤忠商事...
- 法語を味わう(23)
- 散(ち)ると見(み)たのは 凡夫(ぼんぶ)の目(め) 木(こ)の葉(は)は大地(だいち)に 還(かえ)るなり 木...
- 法語を味わう(22)
- 仏法(ぶっぽう)は 聞(き)けば聞(き)くほど 落(お) ちてゆく どこ へ? 阿弥陀仏(あみだぶつ)の胸(...
- 法語を味わう(21)
- 仏(ほとけ) さ ま に つつまれた日々(ひび) 大安(たいあん)も友引(ともびき)もなし (京都府和束町仏教会) ...
- 法語を味わう(20)
- 南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)、 これすなわち われらが往生(おうじょう)の 定(さだ)まりたる 証拠(しょ...
- 法語を味わう(19)
- 心(こころ)が洗(あら)われたことなど 一度(いちど)もない 私(わたし)が 弥陀(みだ)の大悲(だいひ)で 救...
- 法語を味わう(18)
- 人身(にんじん)受(う)け難(がた)し 今(いま)すでに受(う)く 『礼讃(らいさん)文(もん)』 人身(にんじん)...
- 法語を味わう(17)
- 人生を 常にスタートとみるのは 人間の知恵 死をも スタートとみるのは 如来の智慧 (大在 紀)...
- 法語を味わう(16)
- ものを見るとき 価値を見る そこに意味を 見る世界が加わる 人間(にんげん)のものの見方(みかた)には二(ふた)...
- 法語を味わう(15)
- 「歳はとりたくない しかし 長生きはしたい この虫のよい私 親鸞聖人(しんらんしょうにん)は、『正信念仏偈(し...
- 法語を味わう(14)
- 「我慢」 と言ったら 要注意! 上司(じょうし)から嫌味(いやみ)や小言(こごと)を延々(えんえん)言(い)われ...
- 法語を味わう(13)
- このいのち 念仏不思議に 生かされて 苦悩が歓喜と 変わりけるなり 私たちは、欲望を満たすことをいつも考え、幼い時か...
- 法語を味わう(12)
- 私がつくった 「安心」は いともたやすく 崩れゆく 私(わたし)がまだ学生(がくせい)の頃(ころ)、「わたしゃ阿弥陀...
- 法語を味わう(11)
- 死にたくはない 未練はある でも不安はない 行き先がある 家(いえ)の者(もの)に行(ゆ)く先(さき)を告(つ)げて...
- 法語を味わう(10)
- かならずかならず 一つところへ まゐりあふべく候ふ 昨年、小学校時の恩師の奥様が八十一年の人生を終えられました。 恩...
- 法語を味わう(9)
- 私を 苦しめるのは 私の心 私(わたし)を苦(くる)しめるのは、私(わたし)の心(こころ)。 こんな仕事(しごと...
- 法語を味わう(8)
- お医者は大嫌い 坊さんも大嫌い でも老いて弱って死んでゆく 「皆(みな)さん、お仕事(しごと)ご苦労様(くろうさま)...
- 法語を味わう(7)
- 死ぬまでは 愚者といはれた 佛かな 私(わたし)たちは、自(みずか)らを愚(おろ)かな者(もの)とは思(おも)えま...
- 法語を味わう(6)
- 形によらねばわからぬが 形だけをみていては 本当のことを見失う 形(かたち)がないものは形(かたち)をとおしてはじ...
- 法語を味わう(5)
- 幸せを得たから 感謝するのでなく 感謝するから 幸せになるのです 仏(ほとけ)さまのお救(すく)いは、救(すく)っ...
- 法語を味わう(4)
- 今生の 納めのさくら 観る人も あるべしおのれと 誰れか思はむ (蒔田さくら子歌集『鱗翅目』より) 「今(いま)...
- 法語を味わう(3)
- いくつ年を重ねても 阿弥陀様さまの 光に照らされる 我が身のうれしさよ 地元(じもと)の老人(ろうじん)施設(しせ...
- 法語を味わう(2)
- 郷(さと)に帰ると 親がいるのではない 親がいるところが 郷(さと)である 母も連れ合いも、郷に帰るときは嬉しそうに...
- 法語を味わう(1)
- 仏さまのお姿は私へのメッセージ 最近、仏像ブームだといわれています。しかし、仏像は単なる美術品ではありません。そ...
- 本願力にあいぬれば③
- 祈りのない宗教 浄土真宗 日本はいつの間にか世界でも有数の自殺の多い国、ということになっているようです。特に子ど...
- 本願力にあいぬれば②
- 私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません 千の風に千の風になって あの大きな空を...
- 本願力にあいぬれば①
- ただ念仏して 親鸞におきては、ただ念仏して弥陀に助けまいらすべしと、よきひとの仰せをかぶりて信ずるほかに別の子細...
- 浄土真宗のご利益③
- 以前に、神戸のあるお寺の法座に寄せていただいた時のことです。法話を終えて控え室に戻りますと、お世話役である総代さん...
- 浄土真宗のご利益②
- いまから十数年前に出版された『日本一短い「母」への手紙』という本があります。これは福井県丸岡町が企画し、全国から「...
- 浄土真宗のご利益①
- 『がん告知のあとで』という本の著者である鈴木章子さんは、いまから約二十年程前、がんという病の中で数多くの珠玉の詩を...
- 浄土真宗だけのおはなし④
- 私たちは、ついつい己を先に立てる習い性が染み付いています。それは自力であって捨てていくものでありますが、この捨てる...
- 浄土真宗だけのおはなし③
- 姥捨て山伝説というものがあります。いくつかのパターンがあるのですが、かつてアインシュタインが日本を訪れたとき『他力...
- 浄土真宗だけのおはなし②
- 1月16日は、浄土真宗の宗祖『親鸞聖人』の祥月命日であります。ご本山では、ご正忌報恩講をお勤めいたします。この度は...
- 浄土真宗だけのおはなし①
- お正月ともなれば、実家に帰ったりしますね。そうすると何ともいえない安らぎを感じたりします。そんな様子から、ひとつご...
- 共に歩む道③
- 「敬いあい支えあいながら共に道を歩もう」 と言うことで、今回はインドのお話しをさせていただきます。 日本と違って、...
- 共に歩む道②
- 日常生活の中で感じたことを阿弥陀さまのお心を通して、話し合い、聞きあいのできるお念仏の道。ということでお話しさせて...
- 共に歩む道①
- 迷いの道ではなく、これで良かったといえる真実に導かれたお念仏の道。 ということでお話しさせていただきます。 誰も...
- 浄土真宗の生活信条を味わう⑤
- 本願寺第三代のご門主である覚如上人が「改邪鈔」を著わされています。「改邪」というのは「邪を改める」と書きます。浄土...
- 浄土真宗の生活信条を味わう④
- 「み仏の光りをあおぎ 常にわが身をかえりみて 感謝のうちに励みます」について、さらに味わってまいりましょう。 あ...
- 浄土真宗の生活信条を味わう③
- 「み仏の光りをあおぎ 常にわが身をかえりみて 感謝のうちに励みます」について、味わってまいりましょう。 ある仏壇...
- 浄土真宗の生活信条を味わう②
- 「み仏の誓いを信じ 尊いみ名をとなえつつ 強く明るく生き抜きます」について、「強く明るく生き抜きます」とは、どうい...
- 浄土真宗の生活信条を味わう①
- 今日から「浄土真宗の生活信条」について味わってまいりたいと思います。私たちは、ご法座の時に「浄土真宗の生活信条」を...
- 大悲を味わう
- まだまだ寒さも残りますが、桃の節句を迎え、いよいよ春を体感できる季節となりました。春を一日探しても見つけることがで...
- いのち
- 医学の進歩によって、日本人の平均寿命はどんどん延びて、世界最長寿国と言えるほどになってきました。長生きをしたいとは...
- 念仏をきく③
- 昔から、1年の計は元旦にありと、よく言われてきましたので、今年こそはと、思いを新たにしておわれるお方も多いことであ...
- 念仏をきく②
- 私の友人が、日本人の宗教観をよく表した言葉があると教えてくれました。それは、「主を讃え 仏に暮れて 神で明け」とい...
- 念仏をきく
- 宗教の「宗」という字を親鸞聖人は、「宗(むね)とする」と読んでおられますから「拠り処」という意味で使っておられます...
- 仏さまのお育て
- お釈迦様は、「人生は苦である」と言われました。人生を苦と感じ、その人生を如何に克服していくのか、それが私たちの人生...
- 生活信条(まとめ)
- 親鸞聖人は、自己の罪悪性、虚仮性に悲歎され、また、ご自身の行き先は地獄しかないとおっしゃいました。 しかし、南無...
- 生活信条 第四
- 一、み仏の恵みを喜び 互いにうやまい助けあい 社会のために尽くします。 如来のご本願は差別、区別なく平等にそそが...
- 生活信条 第三
- 一、み仏の教えにしたがい 正しい道を聞きわけて まことのみのりをひろめます。 お参りに行く途中数人の子どもが遊ん...
- 生活信条 第二
- 一、み仏の光をあおぎ 常にわが身をかえりみて 感謝のうちに励みます。 自分の本当の姿を見るということは、仏の智慧...
- 生活信条 第一
- 浄土真宗の生活信条は、念仏を頂くものの生きる方向、姿勢を表わしたものであります。 一、み仏の誓いを信じ 尊いみ名...
- 念仏の道
- 「おかげさまで」「皆さんのおかげで」「勿体ない事で」「有難い事で」何ともいえぬ響きのある言葉であります。いずれも、...
- 念仏(2)
- 私たちの生活の中で、たいへんなお世話をいただいた方々にご恩を返さなければ、「義理が立たぬ」という言葉を使っています...
- 念仏(1)
- 毎日の生活を振り返りますと、疑う時に不安があり、信ずるところに安らぎがあります。 通勤電車に乗るとき、今日、運転...
- 本願成就の名号
- 阿弥陀如来は自分一人だけが仏になろうというのではなく、私たち十方の衆生を救うことをさとりの内容とし、条件としていま...
- 仏になるいのち
- 「五劫思惟之攝受」と葬儀の正信偈では声を高くして称えます。これは五劫という長い間、考えに考えぬいて思惟に思惟を重ね...
- 旅の行き先
- 私の娘が小学校六年生のある晩、楽しそうに旅行の用意をしているのです。私は「修学旅行って、そんなに楽しいか」と尋ねる...
- 聞其名号
- 「聞く」という行為には、聞き違いということが生まれてきます。 何を聞き違いするのでしょうか。 私たちは親鸞聖人...
- ほんとうの味
- 浄土真宗でいう求道の姿勢とは、「よく聞く」ということであります。 分からなくなれば、よき師に「教えを仰ぐ」ことも...
- 自力・他力
- 浄土真宗でいう求道の姿勢とは、「よく聞く」ということであります。 分からなくなれば、よき師に「教えを仰ぐ」ことも...
- 求道心
- 何故、私たちは道を求める心が起こらないのでしょうか。 まず、生活が忙しい、煩悩生活が楽しく面白いが挙げられます。...
- 節目を聞く
- 私たちの人生には節目というものがあります。若い頃 いや、老いても何回かの転機というべき時期がありますね。 親鸞聖...
- 生きてる人間が恐ろしい
- 亡くなった人を怖いもののように思っている人がおられますね。それは、死んだ人が怖いと言うより、その姿の上に自分自身の...
- 塩を撒くとは悲しいですね
- お葬式に清め塩が付き物だと思っている人は、まだずいぶん多いんじゃないですか。日本人の意識の中に死を穢れと考える思想...
- 焼香順もいりませんね
- この頃、焼香順を読み上げないお葬式が時々あります。お世話をされる方にとって、焼香の順番をどうするかということは結構...
- 弔電は誰のため
- お葬式には電報が付き物だと思っておられる人がありますね。考えてみれば電報が緊急の連絡手段であった時代は過ぎ、今では...
- 「忌」の字の意味は
- 誰かがお亡くなりになると、その家の入り口に張り紙をすることがありますね。地方々々で様々な風習があるでしょうが、関西...
- 火が消えて迷うもんですか
- 人がお亡くなりになると、さっそく迷いの心配をなさるお方がおられますね。たとえば、こんなことがありました。 お通夜...
- お通夜は普段着
- いろいろな行事に出席するとき、何を着ていくのがいいのか、それに迷うことがありますね。たとえば、お通夜の時、どんな服...
- おリンを叩けば責任が
- お仏壇にお参りをされる時、あるいはお寺にお参りなさった時に、「カーン・カーン」と「おリン」を叩く人がおられますね。...
- 弔問の心得
- ご近所のお方がお亡くなりになったりすると、お悔やみに行かねばなりませんね。その時、どんな言葉をかけたらいいのか、な...
- 死んでから旅はしないのです
- お葬式がご縁となって、はじめてお参りをさせていただく、そういうご家庭があります。ある時、九〇歳近いご主人がお亡くな...
- 旅装束は無用です
- 命終わって、どこかに旅をするように思っておられる人がおられますね。いわゆる旅装束ですか。実は、お浄土という世界を知...
- 死亡原因は「生まれてきたから」
- お亡くなりになると、大急ぎでお寺さんを呼ばねばならん、できるだけあったかいうちに、近頃そういう考えをされるお方がず...
- 命終わってゆく世界
- 長生きがいいことだという考え方には、早く命終わることがつまらないことだという見方があるはずです。人はそれぞれの縁の...
- 絶対孤独の人生を支えるもの
- ある家庭の仲のいい夫婦のお話です。ご主人は食べ物がおさまりにくくなって、気にしつつも日が過ぎて行きました。ついにど...
- お葬式まで遺言ですか
- 遺言状を残して自分のお葬式まで決めておこうという方がおられますね。それがあれば残ったものがしやすいという面があるか...
- 無宗教は絶対孤独
- お葬式を無宗教という形でされる、そんなニュースを耳にすることがあります。実は無宗教と言いながら、お葬式をすること事...
- 共生
- 南太平洋のソロモン諸島では、木を伐るのに不思議な風習があるそうです。木があまりにも大きくて歯がたたないと、原住民た...
- いのちの喚び声
- お念仏とは、阿弥陀如来が生きとし生けるものを救うために喚び続けてくださっているお名号です。いのちの喚び声です。いの...
- 青色青光
- この世に生まれてきた以上、悔いのない一生を、むなしくない人生を送りたいと誰しも思っています。 相田みつをさんの詩...
- 念仏の利益
- ご和讃に、「南無阿弥陀仏をとなふればこの世の利益きはもなし 流転輪廻(るてんりんね)のつみきえて定業中夭(よう)の...
- 不可思議光
- 青木新門氏の「納官夫日記」の中で、「現代人に宗教を説き、信を求める時、この不可思議光が万物一切の本質であり、宇宙の...
- 如来の働き
- 仏教とは、仏の教えであると同時に、私たち凡夫が仏に成ること(成仏)を目的としています。また迷いを転じて悟りを開くこ...
- いのちの事実
- 以前掲示板に、 「死ぬことはあたりまえ、生きていることが不思議」と書きました。死ぬことはあたりまえです。生きている...
- 凡夫の見方
- 真実とは原語でtattvaといい、「ありのままのすがた」という意味です。 私たち凡夫は、ありのままをありのままに...
- 凡夫の正体
- 「善いことをしようと思えばすぐ出来る。悪いことをやめようと思えばすぐやめられる。これを思いあがりという」という言葉...
- 摂取不捨
- ご門徒の法事の席で、こんな質問を受けました。「阿弥陀如来は、どんな極悪人でもお念仏一つで救われると聞きましたが、本...
- ただ念仏
- 鈴木章子さんが、モルモン教の宣教師さんと、仏の慈悲と神の愛の違いについて話し合われた時、 「わたしとっても悪い子...
- 感じる心
- 仏教を学ぶということは、「学仏大悲心」といわれているように仏の大悲心を学ぶことです。阿弥陀如来が、苦悩の有情を必ず...
- 本当の幸福
- 「人間の本当の幸福は、歳をとるにつれて幸福だと感じる人生をもてることです」という言葉に出遇いました。 私たちが“...
- 仏の命令
- 南無阿弥陀仏とは、阿弥陀仏に南無します、信順します、帰依しますということですが、私が南無するということは、仏の方か...
- 如来さまのプレゼント
- お念仏は阿弥陀如来から、私たちに届けられたプレゼントなのです。最高の贈り物です。 阿弥陀さまが私たちの姿をよく見...
- 念仏とは何か
- ある雑誌に 「みんなに分かるお念仏を伝えてもらいたい。いま称えられているお念仏はわからない。お念仏は意味深く、有...
- おイモさんの一生
- 私の尊敬し、お世話になっている先輩が、ご門徒さんのお家へ月忌参りに行かれ、繕い物をしておられたので、「繕い物ですか...
- 西の旅
- 親鸞聖人は、よく阿弥陀様の「すくい」のはたらきを船にたとえられます。 私の煩悩を海にたとえられまして、煩悩の海を...
- ナミダ経
- もう30年近くも前のことですが、私には決して忘れることのできない、大切な出遇いがあります。あるお寺へお伺いし、ご住...
- ひろい
- 私は最近、講義や試験の担当を受け持つことがあります。試験問題を作り、○×をつけたり、レポートや提出原稿のチェック、...
- 等しく
- お経には「一切衆生 悉有仏性」というお示しがあります。これはすべてのいのちあるものは、みな仏になる可能性を持って、...
- 遇えてよかった
- 最近披露宴で「法話」や「挨拶」をさせていただくことが、増えてきました。ここ数年少々は変わりますが、基本的には同じ話...
- 忙しく
- 忙しいので 勉強ができない 忙しいので 手紙が書けない 忙しいので 掃除ができない なるほど それじゃ多分 忙しいの...
- おこたりなく
- 「若きは老いたるを送り、盛んなる者のおとろえを葬うのは、道理なるに似たれども、世は必ずしも然るべきにあらず。」 ...
- ともに
- 浄土真宗における、基本的な人間関係に関する姿勢は、自利利他円満ということでありましょう。 自利というのは、自分が...
- もう遅い
- 自分のことぐらいは自分でする。誰の世話にもならん。こんな偉そうな口はきくものではない。いくらガンバッテみても、自分...
- うち、腹が立つ
- だいぶ前のことですが、寺へ帰りますと人だかりができており、「なにか・・・・・・」とのぞくと、自動車が玄関前の鉄柱に...
- 汝こそ
- よべばよぶ よばねばよばん 山彦の こたうる声は よぶひとの声 真宗大谷派の林暁宇という先生の書かれました...
- 許せない
- 阿弥陀如来様のすくいのはたらきを、「摂取不捨」という言葉であらわします。 摂取とは、どれほどにげようとしても、決...
- また、旅にでよう
- 「平和って何ですか」と問うと、「戦争のないこと」と言う以外に答えが返ってこずに驚いたことがあります。本来平和とは、...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その30
- 【御隠居】「いよいよ、終わりの方になってきたな。ここからは、流通分ていうて、今までお釈迦さんが説いてくれはった、お念...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その29
- 【熊】 「このへんは、ぎょうさん仏さんの名前が出てきまんな。」 【御隠居】「そうや。ここは六方段ていうて、六方の仏...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その28
- 【熊】 「御隠居はん、こんなとこに日を数えたはりまんな。これなんでんねん。」 【御隠居】「ああ、この『若一日 若二...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その27
- 【熊】 「お浄土が、倶会一処の世界やというのは、ほんまにありがたいことでんな。けど、どうやったら、お浄土に生まれる...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その26
- 【熊】 「御隠居はん、ここにある『倶会一処』てどういうことでっか。」 【御隠居】「ああ、それはな、ともにひとところ...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その25
- 【御隠居】「ここからはな、阿弥陀さまのお浄土に生まれる道を明らかにしてくれはったとこなんや。」 【熊】 「御隠居は...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その24
- 【熊】 「お浄土に声聞という人らがいたはるということは、わかりましたけど、ほかにはいたはりまへんのでっか。」 【御...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その23
- 【熊】 「この前、極楽には鳥がいてると、御隠居はん、話したはったけど、ほかにはなんにもいてまへんのんでっか。」 【...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その22
- 【熊】 「御隠居はん、阿弥陀さまは寿命無量ということも、ゆうたはりましたな。」 【御隠居】「そうや、次のとこ読んで...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その21
- 【御隠居】「阿弥陀さまの光明の働きは、私らの罪悪に気付かせて下さるだけやないねんで。」 【熊】 「まだあるんでっか...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その20
- 【熊】 「ところで、なんで阿弥陀と名付けられたんでっか。もしかしたら、阿弥陀くじが好きやったからでっか。」 【御隠...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その19
- 【御隠居】「熊はんは、私らの御本尊の名前、知ってるか。」 【熊】 「御隠居はん、ばかにしたらあきまへんで、それぐら...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その18
- 【熊】 「極楽ちゅうとこは、毎朝、お勤めすんのが楽しなんのは、解りましたけど、それだけでっか。」 【御隠居】「いや...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その17
- 【御隠居】「ところで、熊はん、あんた毎朝仏さんの前でお勤めしてますかいな。」 【熊】 「してまへん。」 【御隠居】...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その16
- 【熊】 「御隠居はん、極楽には池があるていうたはりましたな。」 【御隠居】「そや、あるで。」 【熊】 「そしたら...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その15
- 【御隠居】「熊はん、極楽には池もありまんねんで。」 【熊】 「ほー、さよか、それでどんな池でんねん。」 【御隠居】...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その14
- 【御隠居】「『又舎利弗 極楽国土 七重欄楯 七重羅網 七重行樹』というとこから、しばらくは、極楽の飾りたてられた様子...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その13
- 【熊】 「極楽いうたら、楽の極まったと書きまんな。」 【御隠居】「なんや、熊はん。いきなり、何いうねんな。」 【熊...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その12
- 【熊】 「次のとこに、『其土有仏 号阿弥陀 今現在説法』てありまっけど、今、現在説法してるって、阿弥陀さんがでっか...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その11
- 【御隠居】「聞き手のことだけで、えらい長い話になってしもうたな。」 【御隠居】「そうでんな、けど、お経というのは聞き...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その10
- 【御隠居】「さて、このお経の聞き手は、ほかにも菩薩方や、諸天がおられたそうや。」 【熊】 「ほんま、たくさんの人が...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その9
- 【熊】 「ほかにはどんな人がいたはるんでっか。」 【御隠居】「摩訶目犍連も十大弟子のお一人や。熊はんは、お盆の由来...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その8
- 【御隠居】「えらい時間かかってるけど、まだ六事成就の話済んでませんな。」 【熊】 「はあ、せやけど、御隠居はんの話...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その7
- 【御隠居】「処というのは、どこということで、『祇樹給孤独園』とあるやろ、ほれ平家物語の最初に出てくる祇園精舎がそれの...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その6
- 【御隠居】「如是我聞のところで寄り道をしてしもうて、六事成就のあと四つが残っとりましたな。」 【熊】 「そうでんが...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その5
- 【御隠居】「そしたら、次にいこか。」 【熊】 「ちょっと、待っとくなはれ。このお経見てたら、『仏説阿弥陀経』と今の...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その4
- 【御隠居】「さて、阿弥陀経の本文に入っていこか。お経というのはな、どれも最初に六事成就というのがあってな。」 【熊】...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その3
- 【熊】 「ところで、その阿弥陀というのはどんな仏さんなんだっか。」 【御隠居】「それや、それや。熊はんも時にはええ...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その2
- 【熊】 「御隠居はん、持ってきましたで。」 【御隠居】「ああ早かったな。どれ、見せてみなはれ。ああやっぱり阿弥陀経...
- 熊はんと御隠居が読む阿弥陀経:その1
- お経というと、わけのわからない、難しいものと世間では言われておりますが、ここでも熊さんが御隠居に尋ねております。 ...
- そのうち、そのうち
- ご門徒のお宅へお参りにいってご法座の案内をすると、決まって返ってくる答えが、 「まだ、忙しいので、そのうちに参らせ...
- 親の背中
- 障害児教育につくされている向野幾世先生のお話です。 近鉄奈良駅のバスターミナルで、車椅子の人が、前輪を歩道に乗せ...
- つまづいたおかげで
- 父と一緒に出かけた時のことです。私たちの前を一見して障害者と思われる男の人が歩いていました。真冬だというのに着てい...
- いのちの大切さを知る
- NHKの小学生向けのテレビドラマの中に、こんなお話がありました。 給食の献立がカレーの日のことです。先生が一通の...
- 恩愛
- 最近は、子供をおんぶして仕事をしたり、買物をしているお母さんを見かけなくなりました。ベビーカーや紙おしめなど便利な...
- ありがとう
- H君は1歳6ヶ月です。最近は言葉も随分覚え、保育園の人気者なのです。彼がいちばん最初に覚えた言葉は、多分「あーがと...
- アイ・コンタクト
- リリー・アン・ジェリー(53歳) ケニアの首都ナイロビの孤児院で20年看護婦をしている。 いつも百人近い子供と...
- あたりまえ
- いい日だ つつじのはなのむこうを 老人が歩いていく 赤ん坊をおぶっている足どりも軽やかだ 右足 左足 右足 左足 あ...
- お育てをうける
- お育てをうける 私が私になるために 人生の失敗も必要でした むだな苦心もほねおりも悲しみも すべて必要でした 私が私...
- 新聞配達
- ふり返ってみると、今の自分があるためには欠くことのできない人との出会いがあります。 私は、予備校、大学と住み込み...
- 誕生日
- 私の37回目の誕生日の日のことです。 2日前に熊本にいる両親からは蜜柑が届いていましたので、お礼もかねて久しぶり...
- おかげさま
- 最近、おかげさまという言葉が消えつつあるように思います。 おかげさまは漢字で書くと「お陰様」。 木があればその...
- 因幡の源左さん
- 昭和のはじめに因幡の源左という念仏者がおりました。因幡とは、現在の鳥取県にあたります。 連日の雨に村人達は、空を...
- 過食症
- 先日の新聞に過食症に悩む女性が増えていることが掲載されてありました。 過食症とは、拒食症と並ぶ神経性の摂食異常で...
- 1対1
- この頃「1対1」という態度がなくなってきたように思われます。情報の多い時代になって自分自身が失われて大勢の中に流さ...
- たったひとつの願い
- 浜田廣介氏の童話に、「たったひとつの願い」というお話があります。ある街はずれにたっている古くなった街灯のお話しです...
- お浄土への道
- 迷いとは、進むべき道を見失っているということです。よく電話で、「お寺へ行きたいのですが、どの道を行けばいいのですか...
- おそだて
- 甲斐和里子さんは、「私は歳をとって外面はいよいよ不細工になってゆくけれども、内面の心根の方は老いるに従って少しずつ...
- 頭を下げると頭が下がる
- あるカレンダーに、「頭を下げながら人を見下げている。自是他非の心がぬけぬから」という言葉がありました。自是他非とは...
- 人間の知恵(ちえ)と仏の智慧(ちえ)
- 人間の知恵は頭が上がり、仏の智慧は頭が下がります。人間の知恵とは、人間の方から未知なるものを学び、覚え、理解するこ...
- おかげさま
- ある日本人の登山家が、外国の未踏峰の山に登った時、「我自然を征服せり」と叫んだそうです。しかし一緒に登った現地のシ...
- 人の為
- 漢字で偽(いつわり)という字は、人の為と書きます。人の為にするということは偽ということでしょう。 よく私たちは子...
- 家庭円満の秘訣
- 「相手をたしなめようとする心が家庭にひびを入れ、私が我慢しているという思いが家庭を暗くする」という言葉があります。...
- 虚仮不実
- 「私は長年仏法を聞いたおかげで腹をたてなくなりました」と言われる方がありますが、はたしてそうでしょうか、仏法を聞い...
- 信心
- 信心といえば一般に、私の方から仏や神を信じることだと思われていますが、私の方から信じるというのは、まだ仏や神を信じ...
- 摂取不捨
- 20歳の学生のレポートに「私も何度か自分自身が嫌になり、もうどうなってもいいと思ったこともありました。そしてそんな...
- 身自当之、無有代者
- 『仏説無量寿経』に、「身自ら之を当(う)け、代わる者あることなし」という言葉があります。どういう意味かといいますと...
- 差別
- 国立大学を卒業して弁護士をしておられる方が、ある日曜日、畑仕事をしていました。その時、小学校の1・2年生の子どもを...
- いのちへの畏敬
- 東井義雄先生が、小学校の校長をされていた時、朝礼で、「皆さん手を内に曲げて下さい、曲がりますか、痛くないですか」と...
- 役にたつという見方
- 現代は、いのちを見失った時代だといわれます。私たち自身、いのちを見失った生き方をしていないでしょうか。世間の価値観...
- 人間の不幸とは
- 数年前、ノーベル平和賞を授賞されたマザーテレサ女史が来日した時、記念講演で、「人間にとって最大の不幸は病気でも貧乏...
- そのままの救い
- ある学生のレポートに「私の母は病気で倒れて、今は身体が不自由です。私や家の者は、その母に対していつも『頑張りや、何...
- 頑張れという言葉
- 頑張れという言葉は、相手を励ましていくとてもいい言葉であります。しかし頑張れと励まして、頑張れる人はいいけど、頑張...
- 彼岸会
- お彼岸とは春分、秋分の日をはさんで前後一週間の期間をいいます。昔のカレンダーには期間が書かれていたそうですが、今は...
- 涅槃会
- 2月には涅槃会があります。涅槃会というのは、お釈迦さまが入滅された日を御縁として勤められる法要のことです。 お釈...
- 元旦
- 蓮如上人のお言葉を集めた『蓮如上人御一代記聞書』の一番最初に、 「勧修寺村の道徳、明応2年正月1日に御前へまいりた...
- 成道会
- 12月8日には成道会(ジョウドウエ)があります。成道というのはお釈迦さまが、さとりを開かれたことをいいます。 お...
- お取り越し報恩講
- 11月ぐらいから、あちらこちらのお寺で報恩講が勤められます。それをお取り越し報恩講といいます。これは、御本山の御正...
- 永代経
- 10月になりますと多くのお寺で永代経の法要が勤められます。 永代経という言葉はよく耳にしますが、どうやら世間で言...
- 稲刈り お仏飯
- 9月になりますとあちらこちらのたんぼが黄金色になり、稲刈りが始まります。お米は仏さまのお荘厳になくてはならないもの...
- 孟蘭盆会
- お釈迦さまが舎衛国の祇樹給孤独園で安居をされていたとき、目連尊者が顔色を変えて、あわてて相談に来ました。 目連...
- 初参式
- 私事で恐縮なのですが、7月には私の誕生日があります。それにちなんで、初参式の話をしようと思います。と言いましても、...
- 梅雨
- 6月は、日本では梅雨の季節です。毎日雨が降って、うっとおしいなと思うのですが、この雨は、いのちの誕生の雨でもありま...
- 宗祖降誕会
- 親鸞聖人は、今から818年前の1173年にお生まれになっています。しかし、お生まれになった日まではわからないので、...
- 灌仏会
- 4月には灌仏会があります。灌仏会というと、耳慣れない言葉だなあと思われる方もおられるでしょうが、花まつりというと、...
- 生きるとは
- 「生ある者は必ず死に帰す」という事実は、おそらく知らない者はないでしょう。この問題についてはハッキリ解っているはず...
- 親の願いこそ
- こんな歌があります。「子が親思う思いは、思いを起こす思いにあらず、思わずに思いを起こす思いなり。」子供が親を思い、...
- 歩むべき道
- こんな歌があります。「欲深き人の心と降る雪は積もるにつけて道を忘るる」私利私欲に追いまわされていると、人としての道...
- ご恩に報いる
- 「桃栗三年、柿八年、柚子はスイスイ十三年、ビワのおお馬鹿恩知らず。」一般的に知識、知恵のないものを『馬鹿』といいま...
- 人間の本性
- 自分の目で自分の顔を見ることが出来ないように、私たちは自分で本当の自分を見ることが出来ません。自分の顔を見る時には...
- 如来の救い
- 他力の救いというのは、私が自分の力に頼らず、如来さまのご本願に救われることなのです。 一般の宗教では、人が自分の...
- 光のはたらき
- 光には三つの働きがあります。 一つには、向きを光の方向に向かせる働きです。縁の下の日陰に生えているものは必ず光の...
- 三つの生き方
- 人間が生きていく生き方に三通りあります。 一つには、自分の好きなように、気ままに、思いつくままに生きていく生き方...
- 欲望をもって
- 人間には皆んな欲望があります。そして自分の欲望を満たすために一生懸命になっているのです。この欲望のためにいがみ合い...
- 幸せむなし
- 私たちの日暮しは、自分の欲望を追い求めて、それを満足させるためのもので終ってはいないでしょうか。自分の思いが満足さ...
- 死ねば皆仏か
- あるご法座でのことです。子供を含め、たくさんの方がお参りしておられました。その中の一人の子供にたずねたことです。 ...
- わかる
- 一口にわかったといっても、いろんなわかり方があるようです。頭で理解できたのもわかったということでしょうし、心で共感...
- 法味無尽
- すこし勉強すると、何もかもわかったような気になるものです。ですから、あまり勉強しない人に限って、もう勉強することが...
- 重ねて尋ねる
- 言葉は相互の理解を深めるためにあるのでしょうが、この世では「相互の誤解を招くためにある」のかと悲しくなることが度々...
- 法話と世間話
- 誉めるということほど、私たちにとってむつかしいことはありません。それに対して、くさすことのなんとたやすいことでしょ...
- 心を責めよ
- 阿弥陀如来のすくいは「そのままのすくい」といわれます。私たちに何か条件を出して、この条件を満たしたらすくってやろう...
- わが身ひとつ
- 私たち、誰のことが気になるといっても、わが妻、わが子ほど気になるものはありません。私たちは何よりもわが妻の幸せ、わ...
- 一度のあやまち
- 私たちは、他の人のあやまちはなかなか許しませんが、自分のことになると「一度や二度のあやまちは人間誰でもするもんだ」...
- 自らをふりかえる
- 複数の人間がいっしょに生活していると、どれほど仲のいい間柄でも、ときにはぶつかることがあります。ぶつかるというのは...
- 籠を水につけよ
- 「お話を聞かせていただいても、聞かさせていただいたしりから忘れてしまいます。こんなことでは聞くかいがありません。も...
- 仏法を聞く
- 仏法を聞くとは、経文を覚え、偉い先生の話を覚えることではありません。経文のお言葉が、今、ここにいる私に何を教え説い...
- 無我
- 幼い頃には何かにつけて、「お母さん、お母さん」といっていたお互いが、いつのころからか「私が、私が」となって、何かに...
- 仏法の事はいそげ
- 世の中が便利になればなるほど、人間は忙しくなるようです。理屈からいうと、世の中が便利になった分だけ、人間がゆっくり...
- 若い時たしなめ
- この世を生きるのは忠孝の道、この世の規範は「教育勅語」という時代の中で、仏教は「前生の業」をとき、「後生の楽果」の...
- お念仏
- この度は、本願寺八代目蓮如上人のお言葉を続けてお味わいさせていただこうと思います。 現代ではお念仏といいますと、...
- 知るということ
- 御文章に「他力の信心といふはいかようなることぞといへばただ南無阿弥陀佛なり、この南無阿弥陀佛の六つの字のこころをく...
- 末法のわれら
- いまの世を仏教では末法の時代と言われ、キリスト教では終末の世であると表現される通り、お釈迦さまもなくなって二千余年...
- 法事にはお経
- 亡くなった親兄弟の年忌が来ると、各家庭では法事を営みます。家族が揃って法事に参れる日を選んでお寺にお願いし、親類の...
- 必らず救われるお経
- 親鸞聖人は数多い仏説の中から、仏説無量寿経、仏説観無量寿経、仏説阿弥陀経を「浄土三部経」と選び出され、この三部の中...
- 凡夫のためのお経
- 姿や形のない仏のはたらきを、凡夫の心に少しでもわかるように、文字と言う形で表されたものがお経です。 お釈迦さま一...
- 仏はいずこにも
- 人の寿命は五十年、八十年などを一代とし、長いようで短いはたらきです。この世といいますが、人間のはたらきはこの世のす...
- お経は仏のことば
- 仏教はお釈迦さまによって説かれた経典がよりどころであります。 正しい教えには必らず「依りどころとなる経典」がある...
- 仏と共に
- 私たちは生活に困ったことや都合の悪いことが起きると、仏さまを拝んだり先祖を大切にすることがあります。それは仏さまの...
- 仏教はだれのもの
- 仏教について考えてみましょう。仏教は先祖のことだとか、老人のためのものだとか、死人のあるときだとか区別のない、生...
- 智慧の宗教
- 人間はもとよりエゴと偏向性の連続の動物ですから、貪り(むさぼり)の心と、怒り腹立ちの心と、愚痴の心をいのちとして...
- 知識の宗教
- 皆さんの身のまわりに「宗教」が沢山あると思います。商売繁盛、病気治し、出世開運、学業成就、縁結び、縁切り、息災延命...
- 人が宗教を造る
- 「日本人は宗教を造る天才である」とヨーロッパの学者が言ったそうです。このことは日本人が宗教に対して、いかにお粗末な...