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法語を味わう(45)

2021年10月

忘れないで 
 どんなに
  厚い雲の上にも
   必ず太陽が
    あることを

新型コロナウイルス感染拡大による不要不急の外出自粛を求められる生活を送っていますと「あたりまえ」だと思っていたことが実は「あたりまえではなかった」、「あれがほしい、これがほしい」と思っていたことが、よくよく考えてみると実は、「無くても大丈夫なのではないか?」「十分に満たされていたのではないか?」という「少欲知足」の教えが、ふと頭をよぎることがあります。
 不平不満、不足ばかりを嘆いてばかりの私たち、煩悩具足の凡夫である私たちですが、こうした状況であるからこそ、周りの方々への思いやりが大切なのではないでしょうか?
 「ソーシャルディスタンス」という言葉が聞かれるようになって随分と経ちますが、私たちの「心の距離」は離れずにお互いに寄り添うことが大切に思われます。
 コロナ禍の収束がいつになるのかは分かりませんが、必ず終わりはやってきます。こうした苦しい時だからこそ、大悲の親さま・阿弥陀如来に思いを寄せ、お念仏を申させていただく中で、お互いに、敬いたすけあい、日々の生活を心豊かに、そして力強く歩ませていただきたいものです。

 

 

 

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