法語を味わう(37)
2021年2月
忘れないで
どんなに厚い雲の上にも
必ず太陽があることを
この度の新型コロナウイルス感染症拡大を受け、多くの皆さまが今までに経験したことのない苦難を受けておられます。そんな中で、いままで「あたりまえ」だと思っていたことが、実は「あたりまえではなかった」ことに気づかされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私たちが苦しいなかでも、阿弥陀さまは決して休むことなく、やさしい眼差しで見守っていてくださいます。この苦難がいつまで続くのかは誰にもわかりません。しかし、いつか必ず終わりはやってきます。苦しい時だからこそ、太陽の様に暖かな阿弥陀さまの決して変わることのないご本願(お慈悲)に思いを寄せ、互いに敬いたすけあい、このコロナ禍を力強く歩ませていただきましょう。
本願寺津村別院(北御堂)
山門掲示板より