朝の仏教講座
朝の仏教講座
ESDと浄土真宗 ~仏教のまなざしから~
ESDファシリテーター・元夜間中学校講師 蕚 慶典(はなふさ けいてん)
「持続可能な~」という表現を見聞きすることが増えていませんか?ESDは、「持続可能な開発のための教育」のこと。国連では、持続可能な開発目標(SDGs 2030)を定め、17の課題にとりくんでいます。その価値観は仏教に近いものがあります。仏教は「我執を離れる」生き方を教え、浄土真宗では自己を「貪欲(とんよく)・瞋恚(しんに)・愚痴(ぐち)のもの」と教えて法に遇(あ)い順(したが)います。私たちは寄付により「仏教・真宗の価値観」を成人教育するNPOです。循環型の社会は個人の価値観を「育て合う」営みが支えます。そのためにまず、「識字」教育の現実を共有していただきたいと思います。